面接準備

2021年09月30日 更新

ほとんどの企業が、採用活動を行う際、選考の方法として面接を行っています。
このページをご覧になっている方も、新卒での就職活動や、学生時代のアルバイトなど、今までに何かしらの面接を経験されているのではないでしょうか。

ただ、「私、面接は得意です!」と胸を張って言われる方はかなり少なく、大体の方が苦手に感じているようです。

確かにかなり非日常的な行為ですので、無理もないと思います。

 

ということで、今回は「面接の準備」について、事前に準備しておきたいポイントお伝えしていきたいと思います。

準備でお困りの方に、少しでも役立て頂けると幸いです。

準備しておきたいポイント

1.企業を知る

2.自分を知る

3.志望動機

4.コンパクトにまとめる(情報の整理)

1.企業を知る

 何はともあれ情報収集です。HP等で面接を受ける企業が「どのような会社なのか」を調べるのは勿論ですが、手がける製品やサービスなどを、同業他社と比較し、自分の考え方との接点を考えてみましょう。

 金銭的・時間的に無理のない範囲であれば、実際に使用してみるのも良いですね。自分が魅力を感じられるのであれば、さらに企業への志望度を高め、志望動機により説得力を持たせることにも繋がります。

(逆にあまりピンと来ない場合には「合っていなかった」という判断もできます)

 

一番避けたいのは、面接官に「それならうちの会社じゃなくてもいいのでは…?(=志望度が低い)」という印象を持たれること。長く働く企業ですから、ここは手を抜かずしっかりと情報収集しましょう。

 

2.自分を知る

面接では「あなたの強みは…?」という質問がよく聞かれます。

自分の強みをしっかりと理解できている方は、面接の場においてとても有利ですが、

「えっ、強み…?」と、苦戦される方の方が多い印象を受けます。

 

そんな方には、あまり難しく考えすぎずに、まずは「自分が好きなことや、頑張れる(頑張った)こと」から探してみることをおすすめします。

 

今までの業務や、学生時代に取り組んだことを振り返る中で、「あの時は〇〇に夢中に取り組んだな~」や、「△△したから上手く出来た!」というエピソードがきっとあるはずです。この、「〇〇(好き)」や「△△(得意)」と、その取り組みがもたらした結果・実績などを合わせると、だんだん自分の「強み」がわかってくるはずです。

 

**例** 

「粘り強さ」が強みのAさん(営業職経験者)


「私の強みは粘り強く物事に取り組めることです。対面での営業だけでなく、その後の電話やメールでのフォローを常に心掛けることにより、お客様により自社製品の魅力を知って頂き、他社優位だった検討状況をひっくり返すということもありました。」

 

3.志望動機

 「御社の業務内容なら、自分のスキルを活かせるからです」「御社でキャリアアップしたいからです」などの志望動機は前向きとも捉えられなくもありませんが…上記はNG例です。一方的であったり、具体性に欠けているため、面接官の共感を得ることは難しそうです。

 志望動機を考える上で、念頭に置いて頂きたいのは下記の3点です。

 

A.この企業でなければいけない理由を明確にする

B.自分にはどのようなことが出来るのか・やりたいのか

C.なぜ転職するのか

 

上記の1と2の準備をしっかりと行っていれば、AとBはある程度できているので、新しく加わったCについて考えてみましょう。

「今の会社では、あなたの抱える課題は解決できないの?」というところです。転職の背景はそれぞれ異なりますし、中にはネガティブなものもあるかと思いますが、できるだけ前向きな表現になるようにまとめてみましょう。

 

**例** 

「業務内容に不満」なBさん(IT業界経験者)


現在は大手企業に向けたサーバー導入の提案営業を担当しております。ご提案の際には、「どなたにもわかりやすい」説明を心がけ、入社以来5年間、売上目標を上回る実績を上げてまいりました。

営業の仕事にはとてもやりがいを感じておりますが、現職では他の営業メンバーとの協業となるため、私個人で対応できる幅が限られることから、自身の成長のために転職を考えるようになりました。

御社では、中小企業を中心に個人または少人数のチーム制で営業を行われていることを知り、関心を持ちました。

ITの知識を活かしながら、お客様の抱える課題をトータルで解決できるような環境で働きたいと思い、御社を志望しました。

 

4.コンパクトにまとめる(情報の整理)

 1~3の準備も終わり、あとは本番で上手く話せるように練習するだけ…なのですが、準備した文章を一言一句暗記するのは禁物です。

自分が伝えたい事をキーワード化し、それから話を組み立てる練習をすることががベストです。

また、回答の時間は1~2分程度に収めるようにしましょう。

一度に全部話せなくても、面接官の方から「〇〇について、もう少し詳しくお聞かせください」などと、追加で質問がくる場合もあります。準備した内容を出し切ることに固着せず、「自分の言葉で伝える」ことを大事にしましょう。

 

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面接は誰でも参加できるわけではなく、企業の採用担当者が応募書類を見て、

「この人と是非会ってみたい!」と、判断した上で与えられた機会です。

希望した企業を知る絶好のチャンスでもあるため、できるだけベストを尽くし、

納得いくお仕事選びをしていただききたいと思います。

 

皆様のご健闘をお祈りしております。

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