2022年09月27日 更新
転職活動をしているとよく目にする
「新卒」、「中途」、「第二新卒」というワード。
「何が違うの?」、「どちらが有利なの?」と
疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回、採用担当者は
「新卒」、「中途」、「第二新卒」のどこに注目し、
評価を判断しているのかを簡単に解説していきます。
◎新卒の場合<学生時の就職活動>
新卒は“社会人経験が無いこと”が前提
新卒者の採用重点は「これからの伸びしろ」。
企業に貢献できる人材かどうかを
幅広い視点で総合的に判断されます。
たとえば…
・入社意欲や成長意欲がどの程度あるか
・仕事への適性があるか
・長期的に活躍してくれるか
また、学生時代の活動内容や
面接時の質疑応答を通じて、
発揮される「人間性」や「コミュニケーション能力」
なども評価ポイントとなります。
つまり、「新卒者」は熱意・成長性・人柄といった
面に着目し、2~3年後に戦力となるかどうか、
「採用後の成長」に期待します。
◎中途採用の場合
社会人経験を活かした“即戦力”を重視
中途採用においては、
前職での実績やスキルを活かし、
短期間で成果を上げることが期待されています。
また、これまでの職歴だけでなく、
社会人としての一般的な
マナーが身に付いているかもチェックされます。
多くの場合、中途採用者には基本的な
ビジネススキルの研修は行われません。
入社後すぐに必要なポジションに適応し、
利益を生み出せる人材が求められるのです。
そのため、前職での経歴から
能力を確認する必要があり、
履歴書のほか、職務経歴書の情報が
重要になってくるのです。
職務経歴書については、
ぜひ過去記事を参考にしてみてください。
https://connect.asojuku.ac.jp/news/detail/8/
◎第二新卒…って?
同じ中途採用でも採用基準は違う!
「第二新卒者」とは、新卒で就職してから
3年以内に退職し、
再び転職活動を行う若手の求職者を指します。
同じ中途採用ではありますが、
「第二新卒」は採用基準が少し異なるのです。
中途採用で期待される「即戦力」には
経験が浅いものの、 社会人経験があるため、
ビジネスマナーや業務の基本的な知識が
身についているのが「第二新卒」。
また、その若さから「成長性」や
新しい業務・社風になじむ「適応能力」が
期待できるとみなされ、
その「伸びしろ」や「フレッシュさ」が
武器になることがあります。
通常の中途採用応募者より有利という
わけではありませんが、
転職を考えている「第二新卒」にあたる方は、
第二新卒者対象の求人を探してみるのも、
転職活動を有利にする方法の一つ。
以前、第二新卒で仕事を探す場合の心得を
記事にしていますので、
ぜひチェックしてみてください。
https://connect.asojuku.ac.jp/news/detail/17/