【やっておくべき職種研究~ものづくり系職種~】

2022年04月20日 更新

未経験からの「ものづくり系」転職には必須の職種研究

今回は、未経験から「ものづくり系」の技術職へ

転職を希望する方に向けて、技術業界や

職務内容などを簡単にご案内したいと思います。

 

 

ただし、「技術職」と一言にいっても、

業界や職務内容の幅は非常に広く、多種多様です。

 

主な定義としては、

「工学に関して特殊な知識を持った方が従事する職務」となり、機械・電気・ITの分野において、ものづくりの根幹を担う職務を指します。

 

ちなみに、混同されやすい「技能職」とは、工場やプラントにおいて、製造機械のオペレーションや、重機の運転、操縦などの、「製造工程にて作業に関わる業務」です。

よって、職務内容や求められる経験なども異なりますので注意が必要です。

 

 

 

以下、主な「技術職」のお仕事内容を分解し、それぞれの役割や、転職による年収のモデル例、業界的な傾向についてお伝えしていきます。

 

 

【IT系】

◆プログラマ

システムエンジニアが作成した設計書に基づいて、プログラミング作業を行います。

プログラミングに関する知識はもちろん、システムエンジニアが作成した設計書を読み解く力も必要です。

業界によっても使用される言語が異なるため、一言でプログラマと言っても、その分野・働き方については多岐にわたります。

 

 

◆システムエンジニア(SE)

その名の通り、システムを設計・製造・テストして作り上げるエンジニアのことです。

業務の情報を詳細に分析するところから始まり、システムの大枠を決定したのちに設計書を作成します。

この設計書には上に書いた項目に加え、帳票や画面の作りなど細かい指示が書かれており、これをもとにしてプログラマに製造を依頼します。

また、指示のみでなく、プログラマのサポート業務や、完成後のテスト業務についても担当をするため、IT関連の知識に加えて、それ以外の業界に関する知識や、情報収集力・コミュニケーション能力なども必要となります。

 

 

 

【機械・電子系】

◆研究職

新材料や新技術を実用化へと進める仕事です。また、基礎研究で得た材料や技術を、製品へと繋げていく役割も担います。

自らの研究成果によって前例のない製品を生み出し、時には企業のビジネスそのものを左右するような大きな仕事ができることもあります。

非常に専門的な職業となりますので、新卒・中途問わず採用時には、応募条件として修士以上の学歴を求める企業もあり、選考のハードルも高いポジションとなります。

 

 

◆開発技術職

研究で得た材料や技術をもとに、実際に製品の開発を行うのが開発・設計職です。

自社の強みを活かした製品づくりのほか、顧客企業の求める技術水準をクリアするための高度な専門性が求められます。他部署との連携が多いため、専門知識以外にも、周りとのコミュニケーション能力も必要になります。

 

 

◆生産技術職

製品開発後、その製品が市場に流通する際の課題解決を行います。具体的には、コストダウンを念頭に、いかにビジネスの現場で製品を通用させるものとするかを提案・アドバイスします。

製品の実用化に向けたさまざまな課題を見つけ、実際に顧客に製品が届くまでの工程を担う仕事です。そのため、業務範囲は非常に広く、製造業という括りの中でも産業や業態によって違い、同じ業界でも会社の組織によって幅が異なってきます。

 

 

◆品質管理(保証)職

製品をお客様に販売した後も品質を保証するための仕事を担います。

製品の企画の段階から設計、製造、顧客への出荷、販売後までを保証します。また、一般的に工場などで、製品の品質を満足するように行う製造活動を「品質保証職」としており、「品質管理職」と比較すると担当範囲はやや狭くなります。

 

 

以上が主な技術職についての内容ですが、

いわゆる「ものづくり系」といわれる技術職への転職を希望する場合、

まず明確にしておくべきことは、

「転職で叶えたいポイント」です。

 

技術職は全体的に人手不足傾向にあるため、特に若年層の方にとっては、転職が有利な状況になっています。

 

しかし、業務内容や自身の経験がどの程度活かせそうかという確認をせずに転職すると、ミスマッチが生じて

早期退職…となる場合も多々あります。

 

 

人生の大きな岐路となる転職活動をより良いものにするためにも、叶えたいポイントの明確化や、今までの経歴の洗い出し作業を事前にしっかりと行っておくことをおすすめします。

 

 

そう、転職活動において大切なことは

「自分をよく知ること」。

 

十分に「自分」を知ったうえで、職種研究を行って

「最適な転職」を選んでくださいね。

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